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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

DEMOLITION(2015)

監督:ジャン=マルク・ヴァレ
キャスト:ジェイク・ギレンホールナオミ・ワッツ

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation, Demolition Movie, LLC and TSG Entertainment Finance LLC. All Rights Reserved.

★★★★★★☆☆☆☆ 6

ジェイク・ギレンホール好き必見の「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」はこんな人におすすめ。

  1. 映画の中の隠されたテーマを読み取るのが好きな人。
  2. ストーリーより、俳優の演技や演出の空気感を重視する人。
  3. 最近、傷付いた人。

ジェイク・ギレンホールナオミ・ワッツも好きな役者さんだし、悪い映画ではないです。
しかし、「映像を観て、自分で感じ取ってくれ」と言わんばかりの演出。面倒くさいです。後になって考察していくと、一場面一場面に意味があることが分かります。

しかし脳みそを使うことが必要な映画なので、頭が疲れます。

最近の自分は映画にリラックスを求めているので、ちょっと気分ではありませんでした。なんだか役者の存在感にストーリーが負けている感じです。ジェイク・ギレンホールナオミ・ワッツのプロモーションビデオとして観れば、悪くない映画です。

以下はネタバレがありますので、未見の人は読まないでください。

【ネタバレ注意】考察

この映画を観た人は、ラストの方で以下の疑問を抱いたまま終わってしまい、訳が分からず投げ出されたような気持ちになったのではないでしょうか?

  • 主人公は妻が浮気したと知らされたのに、なぜ義父との関係を継続したのか?
  • ラストで、義父がダウン症っぽい子供たちとメリーゴーランドに乗っているのは何を意味しているのか?

この疑問を解消する答えを推察すると、下記の結論に導かれると思います。

  • 妻は浮気などしておらず、子供がダウン症だった。それで中絶した。
  • だから主人公は、ダウン症の子供たちを支援する活動を義父と行うことにした。

「え、じゃあこの映画のテーマはダウン症なの?」と思ってしまいますが、そこらへんは重要ではなくて、やはり「観た人それぞれで考えてくれ」ってことなんでしょうね。

本当に悪くはない映画なのですが、ちょっと観客に投げ過ぎかな、と思います。