スター・ウォーズ/最後のジェダイ
STAR WARS: THE LAST JEDI(2017)
★★☆☆☆☆☆☆☆☆ 2
もちろん「スカイウォーカーの夜明け」の前売り券はゲット! 前作にあたる「最後のジェダイ」は、こんな人におすすめ。
新3部作の2作目にあたる本作。
私が3部作モノの2作目に求めることは、「早く続きが観たい!」という気持ちにさせてくれるかどうか、です。旧3部作の2作目「エピソード5/帝国の逆襲」が良い例です。
で、この「最後のジェダイ」。
監督は前作「フォースの覚醒」のJ・J・エイブラムス監督からライアン・ジョンソン監督に変更。監督が変わること自体不可解ですが、内容も「え、これ完結編では?」と当惑するものでした。
この後の話があると思えず、というか、この後の話に全く興味がもてず、ひょっとして急遽3作目がなくなったのかと調べてしまいました。しかし、やはり3部作の2作目とのこと。
そこで、私はある仮説を立てました。
ライアン・ジョンソン監督は、「最後のジェダイ」が3作目(完結編)だと勘違いしていたのではないか?
だとすれば、全て納得できます。
「どんまいライアン、誰にでも間違いはあることさ。でももうスター・ウォーズの監督はしないでね」と言えば済むことです。
しかし、やはり3作目がある模様。しかも新たな3部作の監督もやるというではありませんか。
何だかモヤモヤしますが、とりあえず「スカイウォーカーの夜明け」の監督はJ・J・エイブラムスに戻るとのことで、軌道修正されていることを期待しましょう。
さて、そんな「最後のジェダイ」。突っ込みどころ満載で書くのウキウキしてしまいます。
ここがヘンだよ「最後のジェダイ」
1.ルーク・スカイウォーカーが旧作のイメージと一致しない違和感
旧作のマーク・ハミル本人が演じています。なのに別人のように感じるのはなぜでしょう?
前作のハン・ソロ役のハリソン・フォードには感じなかったこの違和感。
ちょっとおデブちゃんになったからでしょうか。いや、それだけではないはず。
内面から滲み出る何かが変わってしまった気がします。
年を取ることに恐怖感を感じるレベルです。
2.あいかわらず魅力のないポーとフィン
ポー役のオスカー・アイザック、フィン役のジョン・ボイエガ共に良い役者のはずですが、どうも魅力を感じません。
特にポーの人格、今作は急に無鉄砲キャラに変化しております。
旧作のハン・ソロに近付けて人気取りを狙ったのでしょうか。でも思い切りスベっているように感じるのは私だけでしょうか。
3.ファンタジー映画への転換
あるキャラが宇宙遊泳したり、キャラ同士でテレパシーしたり、念力で分身の術使ったり、別の映画になっちゃいました。
4.本当に小物だった最高指導者スノークさん
前作では自身をホログラム化して巨大に見せていた最高指導者スノーク。実は小物なのでは、いやそんなことはあるまい、今作で挽回するだろうと期待していましたが、色々な意味で本当に小物でした。
あまり文句ばかり言うのも何ですので、良いところに目を向けましょう。
ここが最高だよ「最後のジェダイ」
1.展開がよく分からない箇所は、キャラクターが説明してくれる
「あれ、消えた?死んだの?」と不可解な場面に当惑します。
でも安心してください。キャラが親切に「今、~が逝った」と状況を説明してくれます。
2.ポケモン好きにはたまらない
ポケモンみたいなモンスターが出てきます。出てくる映画を間違えて登場しちゃったようです。
3.天童よしみファン必見
全国の天童よしみファンの皆さん、お待たせしました。
萌えるキャラが出てくること間違いなしです。
何だかんだ書きましたが、スターウォーズという作品は、私にとって遊園地に行く前夜の子供のような気持ちにさせてくれる映画です。
観る前まではとてもワクワクと楽しみにし、いざ観終わってみると寂しくなる。がっかりしたり文句を垂れるのもまた一興。
「スカイウォーカーの夜明け」もそんな感じで楽しみにしたいと思います。
キャスト・スタッフ
監督:ライアン・ジョンソン
キャスト:マーク・ハミル、デイジー・リドリー、アダム・ドライヴァー、キャリー・フィッシャー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック