ジョン・ウィック パラベラム
JOHN WICK: CHAPTER 3 - PARABELLUM (2019)
監督:チャド・スタエルスキ
キャスト:キアヌ・リーヴス、ハル・ベリー、ローレンス・フィッシュバーン
★★★★★★★☆☆☆ 7
1、2作目、そして3作目にあたる本作品と、アクションはスケールアップ。続編特有の後退感も今のところ感じません。
「ジョン・ウィック」はこんな人におすすめ。
- 内容スカスカでも構わない、何も考えずにドンパチを楽しみたい人。
- ロバート・ロドリゲス監督の「デスペラード」のようなテンポ良いアクション映画が好きな人。
- そしてもちろん、キアヌ・リーヴスが好きな人。
「マトリックス」は頭の中で戦うような、ある意味本物の血が出ない戦闘でした。
それに対し「ジョン・ウィック」はとても肉感的で、見る人も痛みを感じるような戦いがこれでもかと続きます。デリケートな人は正視できない映像もあります。
1作目から続けて観ていくと、癖になるような心地良いスピード感があります。ストーリーはペラッペラですが、なんか観ていて気持ち良い。
それにしてもキアヌ・リーヴスは不思議な人です。
若い頃から全然影がないのですが、それが嫌味じゃないんです。
日本人の俳優で影や癖がないと馬鹿みたいに映るのですが、キアヌの場合はそれがない。
彼特有の清楚さで、いつ見ても新鮮味を感じます。
「スピード」で絶大な人気が出るも、ビートたけしと共演した映画などゴミみたいな作品が続き出演作に恵まれず。でも「マトリックス」で復活を果たしました。
「マトリックス」終了後は、異星人役の映画など再びゴミみたいな映画が続き出演作に恵まれず。でも「ジョン・ウィック」で見事二度目の復活を果たしました。
キアヌはマトリックスで終わったよ、なんて思ってる人こそ(少し前の自分)、ジョン・ウィックを観ていただきたいです。