ターミネーター2
TERMINATOR 2: JUDGMENT DAY(1991)
監督:ジェームズ・キャメロン
キャスト:アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング
★★★★★★★★☆☆ 8
今週末「ターミネーター:ニュー・フェイト」を観に行く予定なので、予習として久々に「ターミネーター2」を観ました。今見ても古さをさほど感じないし、面白いです。こんな人におすすめ。
- これ観るには1作目観なきゃいけないんでしょ?と思ってる人。
- CG映画はくだらない、と偏見もってる人。
- 将来AIに人類が滅ばされる、と思ってる人。
もちろん1作目を観てからの方が楽しめるのですが、いかんせん前作は1984年の作品。
傑作ですが、シュワルツェネッガーの顔がモロにマネキンだったり、時代を感じさせる作品ではあります。
それ見て「ショボッ」とか言って2作目観る前に挫折する可能性もあるので、いきなりこの「ターミネーター2」を観るのもアリだと思います。1作目観てなくても、話の流れは十分ついていけると思います。
「ターミネーター2」公開当時は、CGが革新的だと話題でした。
でも今観ると、もちろんたいしたことないです。技術の革新なんて直ぐ古くなってしまいます。
この映画の最大の魅力はCGではなく、肉弾戦を演じる役者にあると思います。
T-800を演じるシュワルツェネッガーや、サラ・コナーを演じるリンダ・ハミルトンの身体を張った演技です。
特に、シュワちゃんの重そうな肉体がパンチを出したりひっくり返ったりする度、観客はドカン、ズシンとした重量感を感じ取ることが出来ます。それが軽い絵になってしまうCGの弱点をカバーしています。
残念ながら、このCGと生身の役者の重量感の対比の魅力は、続編の「3~5」には感じられないものです。CGに頼りがちになり、今作に感じられる重みが画面から失われていきます。
望み薄ですが、新作ニューフェイトに期待したいと思います。
ちなみに、ユニバーサルスタジオジャパンのアトラクション「ターミネーター 2:3-D」も面白かったです。
シュワルツェネッガーとエドワード・ファーロング本人が演じている、「ターミネーター2」にはないシーンも楽しむことができてオススメです。